こんにちは!ゆきもちです^_^
私たち夫婦は昨年、児童相談所をとおして里子の赤ちゃんを家庭に迎えました。
現在、特別養子縁組の手続き中で、問題なければ今年中に戸籍上も我が家の一員となります。
今回は特別養子縁組の体験談・第3回として、里親登録完了後~委託までのことを書いていきます。
これまでの体験談はこちら↓
児童相談所をとおしての特別養子縁組の流れ
児童相談所からの紹介で特別養子縁組が成立するまでの流れは、ざっくりと以下のようになります。
1.里親登録
2.委託の打診・交流
児童相談所から委託打診後、児童との面会・交流を経て委託が可能か判断します。
3.里親として養育開始
里親として養育を開始します。この期間は試験養育期間として6か月以上必要になります。
4.家庭裁判所への申立て
5.家庭裁判所の調査
6.特別養子縁組の審判確定
7.特別養子縁組届を提出
今回は里親登録完了後の「2.委託の打診・交流」「3.里親として養育開始」のことを書いていきます。
里親登録完了後は研修を受けつつひたすら委託打診を待つ
里親登録完了後はある程度長い間、委託打診を待つことになります。
待機期間中は登録済み里親向けの研修を適宜受けながらひたすら待ちます。
里親向けの研修を受ける
登録済み里親向けの研修や講演会などが1~3か月に1度くらいの頻度で開催されるので、興味があるものに参加します。
養育里親向けかな? という研修が多かったので、私たちはあまり参加しませんでした。委託打診が来る少し前に一度だけ研修に参加しました
※里親登録後、5年ごとに更新研修があります。こちらは里親登録を続けるために必須の研修です。
現況確認の書類を提出
年に1回か2回(すみません記憶が曖昧です)、里親家庭の現在の状況や里子受け入れ可能かなどを確認する書類を提出しました。
里親登録する際にも里子について性別や年齢の希望を書きますが、このときにも再度希望を書きます。
私たちの場合性別はどちらでも、年齢は5才以下を希望していました
里親登録完了から1年半……委託打診の電話が来た!
里親登録が完了してから約1年半。
パートが休みの日に自宅で過ごしていると、夕方頃に児童相談所から委託打診の電話がかかってきました。
そのとき聞いた里子の情報は「先月生まれた男の子」ということだけ。詳細は児童相談所で説明を受けることになりました。
この時点ですでに委託を受ける気満々でした!
委託まで5年くらいかかると聞いていたので、思ったよりだいぶ早い打診でした。
児童相談所で詳細説明を受ける
委託打診の電話から1週間後、児童相談所にて里子と実親さんについて詳細を伺いました。
里子と実親さんについて詳細を聞く
里子については
- 下の名前
- 生年月日
- 身長・体重
- 健康状態
- 現在の生活の様子
など。
実親さんについては職業や年齢、特別養子縁組を希望した経緯などを聞きました。
一番気になっていたのは里子の赤ちゃんの名前
もし赤ちゃんの名前がキラキラネームだったらどうしよう……と若干ドキドキしていましたが、ごく一般的で素敵な名前でした。
特別養子縁組の手続きに合わせて改名もする養親さんもいらっしゃるようです。
せっかく実親さんがつけてくれた名前なのでなるべく改名はしたくないけれど、あまりに変わった名前だと苦労するかも……などと心配していましたが、杞憂に終わりました
委託の予定時期を相談
委託の予定時期の相談もしました。
里子の赤ちゃんは出産後すぐに養育里親さんに委託され、今もそこで過ごしているとのことでした。
養育里親さんは「百日祝いは養子縁組予定の家でして欲しい」と希望されているとのことで、その少し前頃を予定時期としました。
一通り説明を受け、やはり委託を受けたいと思いましたが、両親や親族にも話をしたうえで委託を受けるか判断するようにとのお話でした。
その日のうちに職場へ連絡
まだ委託が決まったわけではありませんが、委託予定の時期までひと月半程度しかなかったので、早い方がいいかと思いその日のうちに職場に退職を希望する旨を連絡しました。
児童相談所にて初めての面会
詳細説明を受けてから2週間後、委託予定の赤ちゃん&現在養育中の里親さんと児童相談所で初めて会いました。
生まれて2か月の赤ちゃんですが結構大き目で、むちむちモチモチしていてとても可愛かったです。
来たときは眠っていましたが、養育里親さんからお話を伺っている間に目を覚まし、ぱっちり大きな目を見せてくれました。
まだ人見知りしない時期なので、私や夫が抱いても平気そうにのんびりしていました。
こんなに可愛い赤ちゃんが我が家に来てくれるなんて……と感動しました!
養育里親さんご夫妻は何人も里子の赤ちゃんを育てているベテランで、とても優しそうな方々でした。
ミルクの回数や夜眠る時間、肌に合うオムツのことなど、現在の生活状況を色々教えていただきました。
養育里親さんご夫妻に大切に育てられているんだなと思いました
現在養育中の里親さん宅で交流
初めての面会から2週間後、里子の赤ちゃんを養育中の里親さん宅を訪問しました。
現在の生活環境を見せてもらいつつ、授乳や寝かしつけ、おむつ替えの方法などを教えていただきました。
普段使っているベビー用品のことも詳しく聞き、写真も撮らせていただきました。
訪問後すぐさま西松屋に買いに走りました^^
この日は赤ちゃんと数時間一緒に過ごしたので、可愛い姿をたくさん見ることができました。
ニコニコ笑ったり喃語で「あーうー」とおしゃべりする様子はとても可愛かったです!
胸がじんわり暖かくなりました
家族への意思確認が何度もある
委託の説明を受けた後や面会の後、養育里親さん宅を訪問した後など、何度も「ご家族や親戚を含めて委託について話し合ってから、このまま進めるか決めてご連絡ください」と児童相談所の職員さんから言われます。
私たち夫婦は以前から特別養子縁組を希望していることや里親登録したことなどをそれぞれの両親に話していました。
それに委託の詳細説明を受けた後にも、もう一度それぞれの家族に里子委託のことを話して了承を得ています。
それなのにまた何度も確認する必要があるのかと聞いてみたのですが、
最初は里子の受け入れに賛成していても、実際に里子に会ったらやっぱりちょっと思っていたのと違った……となって後から反対することがあるからだそうです。
なるほど……自分たちの家族にもしっかり納得してもらった上で里子を受け入れることが大切なんですね!
里子の赤ちゃんを迎えるために準備したこと
パートを辞める
以前から、もし里子の委託があったらパートは退職して子育てに専念しようと考えていました。
そこで委託の詳細説明があってからすぐに、会社へは退職を希望する旨を伝えました。
委託の予定時期まで1か月半とあまり時間がありませんでしたが、何とか後任者へ引継ぎも終えて、無事に希望する時期に退職することができました
育児に必要なものをそろえる
養育里親さん宅に訪問した帰りに西松屋に駆け込んで、教えてもらった生活用品となるべく同じものを買い集めました。
ちょっとハイになっていたのか、レジで値段を聞いて「買いすぎたかな……?」と思いました
購入したのは以下のようなものです。
- ベビー布団一式
- タオル類
- おむつ・おしりふき
- ベビー服・下着
- ミルクと哺乳瓶
- ボディーソープ・ワセリンなどのお手入れ用品
- おもちゃ
また、後日チャイルドシートも購入しました。
赤ちゃんが過ごす部屋に危険がないかチェック
養育里親さん宅での交流から数日後、児相と乳児院の職員さんによる家庭訪問がありました。
赤ちゃんが過ごす予定のリビングと和室に問題がないかチェックしてもらいました。
部屋を片付けたくらいで特に何もしていませんが、今のところ問題なしとのことで良かったです
赤ちゃんが自分で動けるようになったら家具の角や暖房など対策が必要になる場所が出てくるとのことでした。
委託打診から2か月後、いよいよ赤ちゃんが我が家に!
委託打診を受けてから約2か月後、いよいよ我が家に赤ちゃんを迎える日が来ました!
乳児院の職員さんが先に来て抱っこのやり方を復習
赤ちゃんが到着するより先に、まずは乳児院の職員さんが家に来て、実習で学んだ抱っこのやり方を人形を使っておさらいしました。
可愛い赤ちゃんがやって来た!
30分くらい後、児童相談所の職員さんが里子の赤ちゃんを車に乗せて家に来ました。
赤ちゃんとは養育里親さん宅で会って以来、約2週間ぶりの対面です!
新しい家に来た時に3日くらいはずっと泣く子もいるとのことでしたが、我が家に来てくれた赤ちゃんはほとんど泣かず、よく笑ったりお話ししたりして機嫌が良さそうでした。
可愛すぎる!!
可愛い赤ちゃんを構っていたいところですが、抱っこしてミルクを飲ませた後は乳児院の職員さんに見ていてもらい、その間に児相の職員さんから提出が必要な書類について説明を受けました。
特に裁判所への特別養子縁組申立ての書類はなるべく早く出した方がいいとのことです。
赤ちゃんの名字はこの時初めて知りました。偶然私たちの名字と1文字違いでなんだか嬉しかったです!
その後は乳児院の職員さんから授乳クッションを使った寝かせ方や向き癖のことなど、アドバイスを受けました。
児相と乳児院の職員さんたちが帰った後、赤ちゃんが暑そうだったので着替えさせようと服を脱がせたらギャン泣きしてちょっとびっくりしました。
ですがそれ以外は終始期限良さそうにニコニコしてくれていました(*^-^*)
いよいよ赤ちゃんとの生活が始まります!
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