特別養子縁組申立ての手順 家庭裁判所への提出書類と調査内容【特別養子縁組 体験談4】

面談イメージ 特別養子縁組

こんにちは!ゆきもちです^_^

私たち夫婦は昨年、児童相談所をとおして里子の赤ちゃんを家庭に迎えました。

現在、特別養子縁組の手続き中で、問題なければ今年中に戸籍上も我が家の一員となります。

今回は特別養子縁組の体験談・第4回として、家庭裁判所での手続きまでのことを書いていきます。

これまでの体験談はこちら↓

児童相談所をとおしての特別養子縁組の流れ

児童相談所からの紹介で特別養子縁組が成立するまでの流れは、ざっくりと以下のようになります。

1.里親登録

2.委託の打診・交流

3.里親として養育開始

4.家庭裁判所への申立て
養育開始後、家庭裁判所に特別養子縁組の申立てを行います。

5.家庭裁判所の調査
実親・養親への聴き取りや家庭訪問などの調査が行われます。

6.特別養子縁組の審判確定

7.特別養子縁組届を提出

今回は「4.家庭裁判所への申立て」「5.家庭裁判所の調査」についての経験を書いていきます。

ご紹介するのはあくまで私の体験談です。

地域によって差がありますので、手続き・調査の詳細はお住いの地域の児童相談所や家庭裁判所にご確認ください。

家庭裁判所へ特別養子縁組の申立てをする

里子の赤ちゃんが我が家に来た日、児童相談所の職員さんから特別養子縁組申立ての書類を受け取りました。

これらの書類はできるだけ早く家庭裁判所に提出するようにと説明を受けました。

ゆきもち
ゆきもち

特別養子縁組の手続きが遅れるとその間に実親さんと連絡が取れなくなり、同意が取れずに手続きが進められなくなるケースがあるそうです

申立てを行う時期は地域によって違うようで、6か月の試験養育期間を終えてから申立てを行うところもあるようです。

提出書類一覧

  • 特別養子適格の確認の申立書
  • 特別養子縁組成立の申立書
  • 養子・実親の戸籍謄本(児童相談所から受け取ります)
  • 養親の戸籍謄本

申立てに必要な費用

以下を書類に同封して送りました。

  • 収入印紙800円分
  • 連絡用郵便切手

つまづいた点

慣れない子育て中の書類作成が大変

養親の経歴、特別養子縁組を希望した理由、養子の監護計画などを書く必要があります。

慣れない子育てで寝不足の中、書類を作成するのはなかなか大変です。

ゆきもち
ゆきもち

ほとんど夫に書いてもらいました

連絡用郵便切手の額を間違えた

連絡用郵便切手は「特別養子適格の確認」と「特別養子縁組成立」の申立書2通分必要ですが、1通分しか入れていませんでした。

家庭裁判所から連絡があり、追加でもう1通分郵送しました。

家庭裁判所で調査を受ける

申立ての書類を提出した2か月後、家庭裁判所から調査のお知らせを受け取りました。

ゆきもち
ゆきもち

しばらく何も連絡がなかったので、手続きはちゃんと進んでいるのかな? と少し心配していました

電話で予定を調整し、約1か月後に家庭裁判所で調査を受けることになりました。

家庭裁判所はどんな場所? 子どもを連れていける?

キッズスペースのイメージ

家庭裁判所へは夫と里子の赤ちゃんと3人で行きました。

調査が行われた部屋の半分は靴を脱いで上がれるキッズスペースになっていて、おもちゃや絵本がたくさんあり、クッションマットを敷いたスペースもありました

ゆきもち
ゆきもち

「裁判所」というと机と椅子しかない部屋を想像していましたが、赤ちゃんでも過ごしやすい部屋で安心でした♪

家庭裁判所の職員さんはスーツを着ているようなイメージを持っていましたが、実査に調査を担当してくださった調査官の方はラフな服装で、話しやすい雰囲気でした。

聞き取り調査は一人ずつ順番に行われたので、待っている間は交代で子どもを抱っこしたり寝かしつけたりすることができました。

調査で質問された内容

調査で聞かれたことは

  • 家族構成
  • これまでの経歴
  • 特別養子縁組を希望した理由
  • 里子の普段の生活の様子
  • 今後の子育ての方針

など。

先に夫が話し、その後私に交代しました。

ゆきもち
ゆきもち

普段の生活や子育ての方針などは先に夫が話してくれたので、後は私個人の経歴を話すだけで楽でした

持ち物

  • 母子手帳(必要な箇所のコピーを提出しました)
  • 育児の記録(普段の生活の様子を話す際に使用)

実親さんの調査と意思確認も同時進行

実親さんの方も家庭裁判所の調査があり、その際に書面による特別養子縁組の同意確認も行われます。

同意から2週間経過後は同意の撤回ができなくなります。

ゆきもち
ゆきもち

2020年の民放改正以前は、縁組成立までいつでも撤回できました。改正により同意撤回の不安がなく試験養育期間を過ごせるようになって良かったです!

家庭訪問調査を受ける

家庭裁判所での調査から2か月後、今度は家庭裁判所の担当調査官さんが家に来て、家庭訪問調査を受けました。

里子が過ごす部屋の間取りや生活の様子の確認などが行われました。

家の周囲の環境も実際に歩いて確認されていたようです。

家庭訪問調査は期間をおいて2回行われました。

追加で提出した資料

  • 家の間取り図
  • 家族で写った写真数枚

審判確定を待つ

2回目の調査の時に実親さんの調査と同意について聞いてみましたが、すでに終わっているとのことでした。

我が家では試験養育期間の6か月はすでに経過しています。

今は審判の確定を待っているところです。

ゆきもち
ゆきもち

どうか無事に縁組成立となりますように……!

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